むくみはピルの副作用として見られるマイナートラブルですが、超低用量ピルによって改善もできます。

むくみ

ピルを飲むことでむくみが出る可能性があります。以前のような高用量や中用量と違って、低用量ピルはむくみの症状が出たとしても軽いものがほとんどです。また、超低用量ピルは逆に利尿作用によってむくみを解消してくれるものもあります。むくみの原因や対処法などを探ってみましょう。

むくみの要因と対処法

ふくらはぎのむくみ ピルに含まれる黄体ホルモンのプロゲステロン。これは、擬似妊娠している状態をキープしようと、体内に水分を溜めようとするはたらきが促進されます。妊娠している女性の体は、赤ちゃんの血液などの水分や羊水でたくさんの水分必要になるからです。また、このような状態は食欲を増進させるので、食べる量が増えてむくみが増す場合もあります。これが原因で、ピルは太るというイメージが植えつけられていることもあります。

また、卵胞ホルモンのエストロゲン。これは、腎臓から塩分が排出されるのを抑えるはたらきがあります。それにより、体内に塩分が溜まってしまい、その塩分は水分を吸収するために水分も体内に溜まるというメカニズムです。

むくみやすいタイミングはピルの飲み始めなどの服用中で、休薬期間は逆にむくみが弱まることがあります。これはエストロゲンがこの期間に体内に入ってこないからです。

ただし、ピルでこのむくみを改善することももちろん可能です。むくみにくいピルは第4世代ピルが一つです。ヤーズヤスミンなどは黄体ホルモンのドロスピレノンが利尿作用をもつので、水分を排出しむくみを改善するというはたらきがあります。個人差がもちろんあることだけ頭に入れておいてください。この第4世代ピルはむくみだけでなく、全体的に副作用が少ないことで知られています。

最後に、日常生活においてもむくみを改善する方法があります。まずは、アルコールの飲みすぎも血中のアルコール濃度を高めるため、むくみやすくなります。アルコール濃度を下げようと、体内の水分が血中に取り込もうとするためです。糖分も控えた方が無難です。糖分自体に水分を溜め込むはたらきがあるので、むくみやすくなります。

同様に塩分を控えることです。塩分の摂りすぎは体内にナトリウムの濃度を高めることでカリウムの濃度が低下します。ナトリウムとカリウムのバランスが大切で、どちらかが過剰になるとミネラルバランスが乱れ、体外へ水分を排出しにくくします。よって、水分が体内で溜まりやすくなり、むくみやすくなります。

このように、ピルだけが要因ではなく栄養のバランスが乱れることで起こるむくみもありますので、今一度自分の日常生活や食事を見直してみて下さい。ピルの服用が2~3シート前後で症状がおさまる場合がほとんどなので過剰に心配することはありませんが、副作用の中でも大きな血栓症の前兆にむくみがあるので注意が必要です。主にふくらはぎの片方だけが腫れていたり痺れたりする症状は血栓症の前兆の可能性が少なからずあります。割合としてはかなり低いまれなケースですが注意が必要です。