ヤーズは月経困難症のほか避妊やむくみにも効果を発揮します。他のピルより少ない副作用が人気の秘密です。

■ヤーズの詳細

ヤーズはドイツの製薬会社バイエル社によって製造・販売されている低用量ピルです。低用量ピルの中でも卵胞ホルモンの量がほかの低用量ピルと比べ3分の2と少ないため「超低用量ピル」と呼ばれています。ヤーズはこれまで日本では発売されていなかった黄体ホルモンである「ドロスピレノン」という新しいホルモンを使用していることから第4世代のピルとして注目されています。また、超低用量のため、これまでのピルより副作用がかなり抑えられるというメリットがあります。

【効果】

女性万歳 ヤーズには、黄体ホルモンであるドロスピレノンと卵胞ホルモンであるエチニルエストラジオールの女性ホルモン2つが配合されています。この2つを服用することで、体内には十分な黄体ホルモンと卵胞ホルモンがあると認識され、脳・卵胞・黄体に負のフィードバック機構が働きます。よって、性腺刺激ホルモン放出ホルモン・卵胞刺激ホルモン・黄体形成ホルモンの分泌量は減少します。女性ホルモンの体内分泌を穏やかにする作用があるわけです。よって、卵胞の発育を止め排卵抑制作用や子宮内膜の増殖作用を抑制し、避妊以外にも月経の際の痛みを改善する効果があります。

避妊

ヤーズは海外で避妊目的でも処方されるものの、日本での処方は月経困難症の治療目的のみです。しかし、他の低用量ピル同様に排卵を抑制する効果があるため、正しい服用方法であれば結果的には避妊効果も得られることができます。これまでよりも成分の少ない超低用量ピルということで心配する人もいますが、避妊効果はしっかり認められています。ただし、緊急避妊薬としての効果は認められません。また、生理周期の調整も可能です。ヤーズは有効成分の配合された錠剤と休薬時に偽薬を服用するシステムです。この休薬時のタイミングをずらすことで、生理を早めたり遅めたりすることが可能となります。

ニキビ・むくみの改善

ピルの代表的な副作用の一つがむくみですが、有効成分のドロスピレノンに利尿作用が含まれているため、水分を体外へ出すことでむくみを起こしづらくします。また、黄体ホルモンの抗アンドロゲン作用により、むくみ改善効果のほかにニキビや吹き出物を抑える効果もあります。しばらくの間服用することで、これまで悩んでいた大人ニキビの改善や肌荒れが改善される効果が期待できます。ヤーズをはじめとする超低用量ピルの大きな特徴の一つです。

月経困難症の改善

低用量ピルは、これまでの避妊目的という強いイメージだけではなく、最近では生理痛や月経困難症といった症状に対して、医療現場でも積極的に使用されるようになってきています。このヤーズは、ドロスピレノンが月経困難症の原因となるプロスタグランジンの過剰分泌を抑えます。それによって月経困難症の下腹部痛や腹痛を緩和します。月経困難症とは月経の際に耐えがたい痛みを伴う病気です。いわゆる生理痛や腰痛などの痛みですが、それ以外にも頭痛・吐き気・イライラ・脱力感・食欲不振なども含まれます。機能性月経困難症も器質性月経困難症にも効果があると言われています。

【使用方法】

ヤーズ まずは必ず用法用量を守りましょう。正しい服用方法を守ることでリスクを軽減させます。28日間を1サイクルで服用するのは他の低用量ピルと同じですが、服用期間や休薬期間など服用方法が他の低用量ピルと違うので以下を参考にして注意しましょう。

避妊効果は、生理初日から飲み始めた場合はその日からあり、継続して服用している間はずっと効果も継続されます。

用法・用量

他の低用量ピルは、成分の含まれている錠剤を21日間連続で飲み、7日間休薬で合計28日間が1サイクルが基本です。しかし、ヤーズは成分の入っている錠剤(ピンク色の錠剤)を24日間連続で飲み、4日間は休薬として成分の含まれていない錠剤=偽薬(白色の錠剤)を飲んで、合計28日間が1サイクルとなります。1日1錠が決まった用量です。飲み始める日は生理が始まった日になります。毎日同じ時間帯に服用してください。食事が影響を及ぼすわけではないので好きな時間で構いませんが、飲み忘れをしない時間帯を選ぶといいでしょう。

他の低用量ピルと違い28錠のうちの4錠が偽薬で、休薬期間が4日間となっています。本来7日間ですが超低用量化によって短縮することができ、頭痛や腹痛を軽減させることができます。生理が休薬2日目くらいに始まり生理中に次のシートを飲み始めることになりますが、特に問題はありません。また、出血の有無に関わらず、1サイクル28錠を飲み終わったらそのまま続けて新しいサイクルで飲み始めてください。

服用を忘れた場合

まず、ピンク色の錠剤を飲み忘れた時は、当日飲み忘れに気づいた時にすぐ服用してください。その後、当日の分も通常の服用時間帯に飲みます。前日分の飲み忘れに気づいたら、前日当日まとめて2錠服用して問題ありません。同時に服用するのは2錠までが無難です。2日以上飲み忘れた時は、気づいた時にまず1錠飲み、通常の服用時間帯に2錠まとめて飲みましょう。ただし、2日以上の飲み忘れの場合は避妊効果は薄れていますので、別の避妊対策も併用すべきです。白色の錠剤を飲み忘れた場合は、成分が含まれていないため飲まずにそのまま破棄してください。

生理日を調整する場合

休薬期間に生理がくるというのが基本的な考え方です。これをベースに、休薬期間を意図的にずらすことで生理日をずらすことができます。例えば、生理日を7日遅らせたい場合、休薬期間を7日遅らせることで実現します。具体的には、24日目までヤーズを服用します。その後、25日目~31日目まで次のシートのヤーズを服用します。そして、32日目~35日目まで白色の偽薬を飲むのです。逆に7日早めたい場合、16日目までヤーズを服用、17日目~20日目まで休薬期間として偽薬を服用、21日目から同じシートの残りのヤーズを飲みます。

服用の注意点

服用に注意が必要な人ですが、まず乳がんの既往歴があったりまたは家族に既往歴のある人がいる人。子宮がんの既往歴や子宮筋腫のある人。妊婦、妊娠の可能性のある人、授乳中の人。血栓症を起こすリスクの高い人。高血圧の人、肝障害のある人。カリウムを増やす作用があるため、腎障害の人も注意が必要です。また、35歳以上の人、年齢問わず1日15本以上の喫煙者は血栓症のリスクを高めます。

また、併用を注意すべき成分としては、ペニシリン系の抗生物質・ハーブ系のセントジョーンズワート・ステロイド系の副腎皮質ホルモン・喘息の薬であるテオフィリンなどです。また、うつ病の薬、高血圧の薬、糖尿病の薬なども注意が必要です。心配であれば医師に相談すべきですし、服用後に体調の変化を感じたら、すぐに医師に相談をしてください。

【副作用】

ピルによくある吐き気といった副作用が少ないのが、このヤーズの一つの特徴です。副作用自体が激減し、また症状もかなり軽くなっています。超低用量ピルということが大きく左右されています。ヤーズに含まれている女性ホルモンをギリギリまで少量に抑えているからです。ごくまれに見られる症状としては、胸の張り、不正出血、倦怠感、頭痛などです。ホルモンバランスが一時的に変化するために起こると考えられるので、飲み続けるうちに改善されていきます。

胸の張り・痛み

胸を押さえる女性 ヤーズを使用することで、まずは胸の張りや胸の痛みを感じる人がいます。ただ、服用し始めに感じる人がほとんどで、2~3シート使っていくうちに症状はなくなっていくケースがほとんどです。体が慣れてくることで改善されるのです。ただ、症状がおさまらずに気になる人はピルを変えてみるのも一つです。

また胸の張りや痛みは、乳がんのしこりとは全く別物で心配することはありませんが、もし疑問があったり不安であれば医師に相談してください。ちなみに、乳がんの場合のしこりは痛みは基本的にありません。参考までに、乳がんの可能性があるかもしれない症状は以下の通りです。

・以前よりも左右の胸の大きさが変わってきた
・乳首から分泌液のようなものが出てきた(場合によっては出血)
・陥没しているような部分がある

不正出血

超低用量ピルのため副作用は出にくいですが、その分出血を抑える力も弱いので出血量が多くなることがあります。他のピル同様2~3か月で出血が治まりますので、この期間は服用を続けてみてください。ただ、不正出血は薬を飲み忘れることで起こるので注意してください。

倦怠感

ヤーズに限らず、低用量ピルや超低用量ピルを服用することでだるさ、無気力、倦怠感を感じる人はいます。これも服用し始めに起こる副作用ですが、飲み続けるとなくなることがほとんどです。

血栓症

かなりまれにみられるのが血栓症という血液が血管に詰まる症状です。手足の痛み、腫れ、しびれ・突然の息切れ・激しい頭痛・視覚障害(目のかすみ)・言語障害(舌のもつれ)などが初期症状としてあらわれることがあります。異常を感じた場合は服用を中止して医師に相談してください。また血栓症対策として定期的な血液検査もおすすめします。また、発生頻度はほとんどありませんが、長期の使用は乳がんや子宮がんの発症のリスクを高めることがあります。まめに検診に行くことをお勧めします。



パソコン女性 このヤーズは、医師の処方が必要な薬のため薬局での購入はできません。病院処方の場合、実は低用量ピルの中でも保険が適用されるという数少ないピルです。ただ、保険が適用されるのは月経困難症の治療を目的とした場合のみで、避妊目的場合は保険の適用はされず自由診療として扱われるので注意してください。また、比較的新しい薬ということもあり、病院では1回につき1シートのみの処方がほとんどなので、必要な方は毎月通院する必要があります。

病院処方以外に個人輸入でも購入できます。値段が安い点、好きな時に好きな量を購入できる点、病院へ行く煩わしさがない点、またデリケートな問題なので誰にも知られずに購入できる点など、個人輸入にはメリットがたくさんあります。個人輸入を代行してくれる通販を利用すれば、面倒な手続きも不要、日本語で簡単、お手軽に購入できるので、利用してみる価値はあると思います。