ヤーズはホルモン量をぎりぎりまで抑えているので副作用が少ない薬です。

☆ヤーズの効果・特徴・副作用

ヤーズ ヤーズはドイツのバイエルという製薬会社によって製造・販売されている低用量ピルです。
低用量ピルの中でも卵胞ホルモンの量がほかの低用量ピルと比べ3分の2と少ないため「超低用量ピル」と呼ばれています。
ヤーズは黄体ホルモンであるドロスピレノンという新しいホルモンを使用していることから第4世代のピルとして注目されています。

海外では避妊目的でも処方されますが、日本での処方は月経困難症の治療目的のみです。
※月経困難症とは月経の際に耐えがたい痛みを伴う病気です。いわゆる生理痛や腰痛などの痛みですが、それ以外にも頭痛や吐き気、イライラなども含まれます。

【効果】

超低用量ピルなので卵胞ホルモンは低用量よりもさらに少量ですが、同様の避妊効果を得ることができます。
ドロスピレノンには利尿作用が含まれているためむくみを起こしづらく、ニキビを抑える効果があります。
排卵抑制作用と子宮内膜が増殖するのを抑制する作用があり、月経困難症の原因となるプロスタグランジンが過剰に産生されるのを抑えます。
それによって月経困難症の下腹部痛や腹痛を緩和します。

【特徴】

他の低用量ピルと違い28錠のうちの4錠が偽薬で、休薬期間が4日間となっています。
本来7日間ですが超低用量化によって短縮することができ、頭痛や腹痛を軽減させることができます。
生理が休薬二日目くらいに始まり、生理中に次のシートを飲み始めることになりますが、特に問題はありません。

【副作用】

飲み始めに不正出血、吐き気、頭痛、胸の張りがよくおこります。
ホルモンバランスが一時的に変化するために起こると考えられるので、飲み続けるうちに改善されていきます。
超低用量ピルのため副作用は出にくいですが、その分出血を抑える力も弱いので出血量が多くなることがあります。他のピル同様2~3か月で出血が収まります。
不正出血は薬を飲み忘れることで起こるので注意してください。

まれにみられるのが血栓症という血液が血管に詰まる症状で、手足の痛みやしびれなどが初期症状として現れることがあります。
異常を感じた場合は服用を中止して医師に相談してください。
喫煙者の場合血栓症を起こしやすくなるので、できるだけ禁煙してください。

また、発生頻度はほとんどありませんが、長期の使用は乳がんや子宮がんの発症のリスクを高めることがあります。
まめに検診に行くことをお勧めします。