ピルを飲むと倦怠感やだるさが起こる可能性がありますが、しばらくすると落ち着きます。

倦怠感・だるさ

心身の疲れによって、だるく感じる。元気そうに見えて、実は心身がだるい状態が続いている。こんな症状を倦怠感と言います。倦怠感は体だけではなく、メンタル的にもだるい状況です。

もちろん、病気・栄養不足・睡眠不足・ストレス・更年期などが原因で倦怠感の症状が引き起こされる場合もたくさんあります。インフルエンザなどの感染症・鼻風邪からの副鼻腔炎などの他にも、糖尿病・甲状腺低下・貧血なども倦怠感と繋がります。ピルを服用することでこのような倦怠感に悩まされることはあるのでしょうか?

倦怠感・だるさの要因と対策

寝込む女性 ピルを飲むことで倦怠感が見られる原因の一つに、ホルモンバランスの一時的な乱れがあります。具体的には、黄体ホルモンのプロゲステロンの増加と、卵胞ホルモンのエストロゲンの減少です。この増減の割合はたいていホルモンバランスが乱れた時に見られます。

エストロゲンは、血管を拡張するはたらきがあります。これが減少するということは、血管が収縮し血流が悪くなります。血流が悪くなると、本来血液が回収するべき疲労物質が回収されず、体内に蓄積されたままになるため、だるい症状が見られるわけです。

プロゲステロンは、体内に水分を溜め込むはたらきがあります。よって、水分によるむくみが生じます。プロゲステロンが増えれば増えるだけ、むくみが生じやすくなります。むくみが生じることで老廃物が体外へ出ず、体内に蓄積されたままになるため、だるい症状が見られるわけです。

この倦怠感に伴い、吐き気や眠気といった副作用が見られる場合もありますが、これからもプロゲステロンの増加が影響しています。脳の中枢を刺激したり、血圧を下げたりといった作用がプロゲステロンにはあり、その影響で吐き気や眠気が起こるのです。

これらは、必要以上の心配をする必要はありません。だるさや倦怠感はピルの飲みはじめ、休薬期間中、ピル服用を止めた時に見られる症状です。ホルモンのバランスが崩れている期間です。ホルモンのバランスが安定してきて体が慣れてくると、その症状もなくなっていくのが多いです。

対処法として、まずは普段から血行を良くする意識が必要です。軽度な運動をすることで全身に酸素を送っていると改善される場合があります。体内の酸素不足はだるさ・疲労感を引き起こすのです。

また、食事面から改善するとなると、まずはたんぱく質を多めに摂ってみてください。大豆・卵・ささみ・チーズなどです。たんぱく質はむくみを改善する栄養素です。さらには鉄分です。鉄分は体内の酸素を送る作用があるため大切な栄養素です。レバー・煮干などです。さらには、エネルギーを燃焼し、疲労物質まで燃焼するのがビタミンB1です。エネルギー不足が倦怠感を引き起こすため、常にチャージする必要があります。豚肉・大豆・ベーコンなどです。

それでも倦怠感が続くようなら、ピルを変えてみるのも一つの手段です。プロゲステロンの作用がどちらかというと弱いマーベロンなどがいいかもしれません。積極的に太陽の光を浴びるなど、セロトニンを体内に取り込むことも効果的です。