ピルの服用によって起こる吐き気は、ピルの副作用の中でもよくあるマイナートラブルです。

吐き気

ピルの副作用として頭痛とともに多い症状が吐き気です。軽いつわりのような症状ですが、マイナートラブルの中でも頻度が割と多い副作用です。吐き気の原因とその対処法を探ってみます。

吐き気が起こるメカニズム

吐き気のある女性 吐き気が起こる原因は、他のさまざまな副作用同様、体内のホルモンのバランスの乱れからくるものがほとんどです。

まずは卵胞ホルモンであるエストロゲンです。これは、嘔吐中枢を刺激する女性ホルモンで、ピルを飲み体内のエストロゲン濃度が濃くなると吐き気をもよおすことがあります。また、匂いにも敏感で、嗅いだことのないような匂いを感じると吐き気をもよおすことがあります。

また、ホルモンバランスの乱れによって自律神経も乱れるため胃腸のはたらきも悪くなってしまいます。胃痛や胃もたれによって、そこから吐き気に繋がってしまう可能性もあります。

ピルの飲み始め、そして休薬期間が症状の出やすいタイミングになります。ピルを飲むこと、そしてピルをストップすることで、体内のホルモンバランスが不安定になるためです。無理せず休むことも大切ですが、同時に酔い止めなどの吐き気止めを併用しても問題ありません。他にも、頭痛薬や胃腸薬との併用も基本的には大丈夫です。ただし、どの症状にも言えることですが、セントジョーンズワートはピルの代謝を早め、体内へ吸収するまえに体外へ排出されてしまいますので、併用はしないで下さい

一緒に食べないほうがいいものはグレープフルーツです。少量であれば問題ないですが、ピルの副作用を強く引き出してしまう果物の一つで、吐き気も強く出てしまう可能性があります。また、アルコールとの併用で吐き気をもよおすケースも少なくありません。

さらには、ピルを飲む時間帯を寝る前にするのもいいかもしれません。朝方や空腹時に飲むと吐き気をもよおす確率が高いというデータがあります。ピルが体に入り慣れてくれば症状はおさまることがほとんどです。ちなみに、実際に嘔吐してしまった場合、有効成分が体内へ吸収する前であれば再度服用することが必要です。おおまかな時間は服用してから3時間と言われています。3時間以内に嘔吐してしまった場合は、再度ピルを飲んで下さい。

ただ、ピルによる吐き気はつわりに似た症状で、実際に嘔吐まで行く人はかなり少数です。吐き気から胃痛や下痢、腹痛などの症状と合わせて出る可能性もありますが、いずれも軽い症状がほとんどです。もしそれでも症状が変わらなければ、ピルの種類を変更してみるのも一つの方法です。

エストロゲンが多いと吐き気を引き起こす可能性が高くなるので、エストロゲンの少ないマーベロントリキュラーヤーズヤスミンなどを選ぶのもひとつです。いずれにしても個人差があるので自分に合ったものを探して下さい。

吐き気を抑える効果のあるものは、薬を飲む以外にも、生姜湯を飲む・水分をしっかりゆっくり摂る・横になって頭をタオルなどで冷やす・アロマオイルなどです。試してみて下さい。