ピルを飲むと眠くなるのは、妊娠した状態と同じような体になっているからです。。

眠気

ピルの副作用としてある倦怠感なども含めて、ピルを飲むと眠くなるという話しを聞きます。夜であればいいのですが、昼間に眠気に襲われるというものです。実際にピルが原因なのでしょうか?

眠気が起こるメカニズム

寝る女性 ピルを服用することで排卵を抑制し、体は妊娠した状態のようになっています。妊婦さんが、妊娠中はとにかく眠いという話しを聞いたことがあると思いますが、その状況に似ているわけです。同じく生理前も同様な状態になると思います。よって、過剰な心配は無用です。

女性ホルモンのエストロゲン=卵胞ホルモンとプロゲステロン=黄体ホルモン。この二つの分泌により、基礎体温が上がったり下がったりします。二つの女性ホルモンのうちプロゲステロンが体温をあげる作用があります。これにより、高温期になり妊娠した状態と同じような状況を作り出しているわけです。

夜、通常眠くなる時間帯にこのプロゲステロンが分泌され体温が下がりにくくなるため、なかなか熟睡状態になりません。人は体温が下がると眠くなってしまうメカニズムがありますが、寝るべき時間帯に体温が高いままでなかなか深い眠りにつくことができないわけです。夜の眠りが浅いと日中眠くなります。仕事などに支障をきたす場合もあります。ピルを飲むと眠くなるのは、このような流れから引き起こされるのです。

ピルを飲みはじめた頃にホルモンのバランスが乱れて起こるマイナートラブルですが、早めに元に戻る場合が一般的です。そもそも、眠気を引き起こす割合自体がかなり低いと言われています。もちろん個人差がありますが、1シート服用しても状況が変わらないようであれば、ピルを変えてみるのも方法です。ヤーズヤスミンなどの第4世代ピルは、有効成分のドロスピレノンという黄体ホルモンは体の中にある女性ホルモンに非常に近いもので、なおかつ卵胞ホルモン量も少ないため、他の低用量ピルよりも少ない副作用であると知られています。

良質の睡眠をとるために

睡眠はその時間よりも質の良さを重点におきたいものです。いくらたくさん寝ても、質のいい睡眠でなければ、翌日もボーっとしたり眠くなったりという状況が続き、日常生活まで支障をきたすこともあります。

質の良い睡眠をとる秘訣をいくつかあげてみます。
・就寝前にカフェイン・アルコール・辛いもの・高脂肪は控える
・就寝前のテレビ、スマートフォン、パソコンなどの使用を控える
・就寝前にぬるめのお湯で入浴をする(遅くても就寝1時間前までに)
・就寝前のストレッチで、脳や神経に睡眠の伝達をする
・寝室はライトを消し暗くし、温度を下げる
・就寝時間や起床時間を毎日一定にする
・起床後、自然の光を浴びる(睡眠を促すメラトニンを生成する)
・運動することでストレスやメンタルのマイナスを少なくする

また、ピルの服用を寝る前の時間帯にしてみるのも効果的です。ただし、ピルは毎日同じ時間に飲むことで効果があらわれるので注意して下さい。また、心身をリラックスさせる食べ物として、チーズ・アーモンド・バナナなどがあります。夕食時や寝る前に摂り入れるのもいいかもしれません。